土偶

タン・ウォン~願掛けのダンスの土偶のレビュー・感想・評価

3.0
「CROSSCUT ASIA おいしい!オンライン映画祭」で期間限定配信。

2010年頃のバンコクが舞台。
優等生の男子高校生とマンガ、ゲームオタクな友人、卓球奨学生を目指す同じ学校の男子、K-POPダンサーを目指すバイト男子と子どもでもなくおとなとも言えない微妙な立場の彼ら。とても信仰心高めとは言えないのに、願掛けしたおかげでお礼参りをしなきゃいけないと周りから言いくるめられ、仕方なくやったことのないタイ伝統舞踊を習い出す…。
かなりゆるく始まった物語はバンコク版ウォーターボーイズと思いきや、なかなかシビアな現実を突きつけられる。

卓球少年の父は赤シャツデモに参加してるし、優等生母は一緒に踊る仲間を階級が下だと言ってるしで、当時の社会的な分断まで描かれている面がウォーターボーイズとはかなり違うね。

タンウォンてタイダンスの種類らしく、お礼参りで踊るからこの映画では願掛けのダンスじゃないかな。
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