サターン最優秀ホラー映画賞にノミネートされていて知り、U-NEXTで見つけたので鑑賞しました。
いやーめちゃくちゃ面白かった笑笑
絶対に観た方がいい笑笑
内容は、何世紀も生きてきたヴァンパイアたちがシェアハウスに暮らしてる様子をフェイクドキュメンタリー形式で撮影してるモキュメンタリー映画。
吸血鬼と一緒に暮らすとどういう毎日なのか？彼らはどういう暮らしをしてるのか？を疑似体験できるんですが、日光には弱いとか、人の生き血が必要だとか、ヴァンパイアのセオリーはしっかり汲みつつ、現代になじみきれない様子とか、ふいにぶっこんでくる特殊効果（浮いたり）とかが、リアルで非常に興味深いです。
個性豊かな4人のヴァンパイアたちですが、その中でも、最も古い年上、8000歳のピーターはもはや人間の体をなしておらず、完全にモンスターで吸血鬼ノスフェラトゥ風で見た目怖いけど寝てばっかりで老犬のようで愛すべきキャラクター。
ほかにも、人狼グループの青年たちは人間世界により溶け込んで暮らしており、吸血鬼とはちょっと仲が悪い設定も面白い。
夜しか生活できない吸血鬼たちが、インターネットで日の出を見たがるシーンなどは、哀しき彼等の習性も描いており、まさにドキュメンタリーといった風。
監督＆主演のタイカ・ワイティティは、映画『フリーガイ』で知ったばかりの人物でしたが、調べてみると彼が携わってる作品はどれも面白そうです。ギリギリをせめるブラックコメディをやらせたら天下一品的な評価も見つけ、今後掘り下げてみたい映画人です。
本作を観た後は、謎のハッピー感に包まれるほか、本当に彼らのような古典モンスターがどこかにひっそり暮らしているような気がしてきます。
