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PKのHULのレビュー・感想・評価

PK(2014年製作の映画)
3.0
記憶喚起。
異宗教の男女が別れる。結婚に踏み切った女性は式場に届けられた手紙を見て失意。
インドに帰国後、おかしな男と巡り合う。
神様を探しているという男(=宇宙人)だ。
話しているうちに、その超能力から宇宙人であると知るヒロイン。
ひょんな会話から、「神様への電話のかけ間違い」という発想に至った宇宙人がインチキ宗教化を攻撃していく。
その新興宗教に、彼が盗まれた宇宙船のリモコンがあったのだ。
宇宙人は知らず知らずヒロインに恋をしてしまうが、その手に触れて意中の人がいたことを知る。
公開討論でインチキ宗教家を論破する中で、宇宙人はヒロインの元恋人が別れの手紙のヌシでなかったことを明かす。

前半はエキセントリックすぎて退屈。
宇宙人が神様探しを始めるまでの過程が馬鹿馬鹿しく、くどい。
劇中の周囲も、観客もすっかり宇宙人を小ばかにしはじめている中、超能力を示す彼にヒロインともども驚かせ、そこでインターバル。
……うまい。
後半は、インチキ宗教家たちへの反撃。神様を使って恐怖を煽り、異教徒を弾圧する「悪」をこらしめていきやはり痛快。
爆弾テロは唐突ではあったが、現実的でもあるのだろうか。
ヒロインがかわいい。スタイルがいいのにおちゃめなダンスをしたりするからか?
終盤、宇宙人はヒロインが元鞘におさまるのを承知で知りえた事実を明かす。
本当は好きなのにそれを言えないまま別れる宇宙人。それを知ってしまったヒロイン。ラストも泣ける。
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