もりもり

ナイトクローラーのもりもりのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
3.9
法に唾吐き、倫理観にドロップキックする虚飾だらけの胸糞サイコサスペンス

サクサク進む説明不足の序盤から、徐々に雲行きが怪しくなり、仕組まれた急展開からの悪人長命なラスト。
相棒のダメっぷりや人間味のある挙動と、主人公のもっともらしいロジカルな言動との対比が、
ジェイクギレンホールの不敵な笑顔と相まって物語のサイコパスさを強調させる。

時折チラつく冒頭に強奪した時計に全てが集約されているような、
ショッキングかつスリリングな作品だった。