オバマ政権下で起きた事件についての実話。
アメリカ政府による人の権利と自由を侵害した情報収集の事実。軍への志願入隊からCIA活動に不信を募らせたエドワード・スノーデンが、命がけでこの事実を告発した。
アメリカNSAによる盗聴等を題材にしたものはいくつか見たけど、ほんと恐ろしい。そして、そこで働く人たちのことを思うと、何とも言えなくなる。
オバマも初めは擁護姿勢にあったけれど、最終的には立場を変え、裁判によって違法行為と認められたものの、スノーデン氏の身の安全は危ういまま。アメリカ国籍をはく奪され、ロシアに居住許可をもらって生活をしているそうだけれど、アメリカに戻ることはできない。国家機密情報を盗んだっていうけれど…権力っていうのは正しく使われることはまずないんだなと、つくづく思ってしまう。
最後に少しご本人が登場するけど、見た目からは彼のキャリアが想像しがたいなと思った。でも、軍を除隊になったのはよかったなと。彼の能力に見合った場所に身を置くことになったから、大きなことをやり遂げたわけで、彼がいなかったら発覚するのがいつになっていたかわからない。
作品中にもちょくちょく日本が出てくるけれど、同盟国である以上、当然ながら影響を受けるわけで、信じられるものがあるのだろうかと疑ってしまう…
