元々DCEUにはそんなに興味が無かったけど、「ザ・フラッシュ」の予告編を観てめっちゃ観たくなったので(特にM・キートンのバットマンが!)予習の為鑑賞。
ザック・スナイダーという監督の作風は私の中で良くも悪くも「ヴィジュアル系」という印象。
脚本にジョス・ウェドンが加わってるので、ヒーロー一人一人の見せ場はちゃんと押さえられてはいるが、「やっぱりザックだなぁ」と思わせる点は多々あった。
特にステッペン・ウルフの悪役としての存在感の薄さはすごく気になる。
どうしてもMCUと比べざるを得ないが、MCUが個々の作品を通じてやサノスという強大な悪の存在を描いているのに対し、唐突に現れるウルフにどうにも「取ってつけた感」を感じる。
そして最も違和感を感じたのは、ヒーロー達が世界を守ってる感じが全然しない事。
逃げ惑う沢山の市民の描写は無く、どっかの一家族が逃げるシーンのみ。
東欧のどこか過疎ってる場所で人知れず戦ってるだけでスケール感を感じない。
あと戦闘シーンは想像通りゴチャゴチャしてて何やってるかよく分からないし、「ココ見てくださいよ!」と言わんばかりにスローモーションを入れてくる。もういいって。
と、つい文句ばかり書いてしまったが、ヒーロー達が集まって共闘するお祭り感はそれなりにあるのでサクッと楽しめた。
全然知らんかったアクアマン、フラッシュ、サイボーグの存在感もちゃんと出てる。
さすがジョス・ウェドン。
「バットマンvsスーパーマン」と本作を観ればとりあえずDCEUの理解は充分かな。
しかしスーパーマンの能力凄すぎだろ。
完全にパワーバランスがおかしいよ。
あと「ザ・ボーイズ」観過ぎたせいでスーパーマンがクソ野郎に思えてくる笑