エクス・マキナのDORATAROのレビュー・感想・評価

まず何と言ってもアリシア・ヴィキャンデル演じる麗しく清楚なアンドロイドAva。正に理想的な容姿を持つ完璧なそのアンドロイドに出会ったらまぁ心奪われてしまいますよ。

孤島にある別荘兼ラボに呼ばれた若手社員のケイレブが、Avaが単なるコンピューターなのか、それとも人間的な思考力を持つ人工知能なのかを判断するチューリングテストを行う過程でAvaとその生みの親ネイサン両者との緊張感ある三角関係が出来上がってくる。3人がそれぞれ本音を隠し何か企んでる様子が見え見えなんだけど分からない！面白い！

そして倫理的な観点では
人間のような思考や判断ができるAIを創造することの意義とそれに伴う責任の重さ、人工知能にも人間同様の権利があるのでは？という疑問、延いては人間の定義まで考えさせられるような点においても素晴らしい逸品でした。