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エイプリルフールズのプライのレビュー・感想・評価

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)
2.0
1年に1度、嘘をついてもいい日こと4月1日にて多くの人間たちの運命が交錯する群像劇コメディ。

本作のテーマ的にも映画作り的にも「嘘は使いよう」というのが分かる。嘘がプラスに働くことは伝わってきたが、作品の面白さ、つまりフィクションとしては、どうなのよ…。あまりフリになってないor全く脈絡がない話の流れで嘘による仕掛けを使ったところで、面白さとしては不発しかない。タイトルと設定で「嘘をつく人物がいっぱい出てくる」ということが分かり切ってる以上、伏線も巧妙さもないのに「ジャジャーン!実は嘘でした!」と披露されても「あぁ、そうっすか…」ぐらいのリアクションしか取れない。嘘を用いて好きなタイミングで好きなだけ覆しが出来る自由度を持った結果、ストーリーの軸が定まらずにフラフラと嘘ばかりが明かされて終わる。作品として面白さを出すにはフィクション(嘘)の練り方が必要不可欠だと痛感した。私が作品を「あぁ、そうっすか…」ぐらいのリアクションしか取れない。嘘を用いて好きなタイミングで好きなだけ覆しが出来る自由度を持った結果、ストーリーの軸が定まらずにフラフラと嘘ばかりが明かされて終わる。作品として面白さを出すにはフィクション(嘘)の練り方が必要不可欠だと痛感した。私が作品を作る機会が訪れた時には気をつけます。


⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐
演出・映像   :⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐
設定・世界観  :⭐⭐
星の総数    :計8個
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