しもんぬ

ミス・シェパードをお手本にのしもんぬのレビュー・感想・評価

3.9
主役の劇作家ベネットが最初から「分裂」してたのが可笑しかった。(一人二役で作家ならではの苦悩を吐露し合います)

彼がミス・シェパードを自宅の庭に住まわせたのは、創作のネタにする為というのもありますが、ノブレス・オブリージュの精神からというのが一番大きいかと思います。持てる者の義務というか……不文律ですかね。日本では馴染みの薄い社会通念ですよね。

寛容と厳格、慈悲と無慈悲。それらが同居してるのが人の心であり社会なのですが、折り合いのつけ方が難しいですよね。特に信仰を持ってないと。
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