ミス・シェパードをお手本にの作品情報・感想・評価

ミス・シェパードをお手本に2015年製作の映画)

The Lady in the Van

上映日:2016年12月10日

製作国:

上映時間:103分

3.3

あらすじ

北ロンドンのカムデン。通りにオンボロの黄色い車が停まっている。その中で生活しているのは誇り高きレディ“ミス・シェパード”。劇作家ベネットが引っ越してくる前から、彼女はこの通りで自由気ままに暮らしていた。近所の住人たちは親身に食事を差し入れたりするが、彼女はお礼を言うどころか悪態をつくばかり。そんなある日、路上駐車をとがめられている姿を見かけ、ベネットは親切心から自宅の駐車場にひとまず車を入れ…

北ロンドンのカムデン。通りにオンボロの黄色い車が停まっている。その中で生活しているのは誇り高きレディ“ミス・シェパード”。劇作家ベネットが引っ越してくる前から、彼女はこの通りで自由気ままに暮らしていた。近所の住人たちは親身に食事を差し入れたりするが、彼女はお礼を言うどころか悪態をつくばかり。そんなある日、路上駐車をとがめられている姿を見かけ、ベネットは親切心から自宅の駐車場にひとまず車を入れることを提案する・・・それから15年。一時避難のはずが、居座り続け奇妙な共同生活を今も送っている。彼女の高飛車な態度や突飛な行動に頭を抱えつつも、いつしか二人の間には不思議な友情が生まれていた。そしてベネットは、なぜかフランス語が堪能で音楽にも造詣が深いミステリアスな彼女に作家としても惹かれてゆく・・・。

「ミス・シェパードをお手本に」に投稿された感想・評価

shuco

shucoの感想・評価

3.7
マクゴナガル先生が実在した路上生活者の役をしてる!この年齢で主役級を張れるなんてさすがだと思う。
イギリスののどかな日常に非現実的なミスシェパード。自由に生きている彼女はノンストレスに見える。
作家であるアランとは需要と供給の間柄にも思えるけど縁があったんだろうな。
この時代だから許されたのか。
理解者がいなければ薬漬けの施設送りだっただろうな。
明るく生きてるように見えて寂しかったりするんだろうし、人は皆色々ある。

他人とあそこまで繋がれたら面白いかも。×1
Aya

Ayaの感想・評価

2.5
ファンタジー寄りの独特な演出に慣れるのに少し時間がかかった。

マギー・スミスの演技はお見事。

ファンタジーとは少し違う不思議な物語を観ている気分だった。
アタシはお年寄りの昔話を聞くの結構好きだ。彼女にネタとはいえ興味を持ったアランの気持ちもわかる。
しかし、14年間とはかなりすごい。。汗

屁理屈で頑固で子憎たらしいおばあちゃんの彼女だけど、生きてきて受けた抑圧とか罪とか背負って今があるんだと思うと、抱きしめてあげたい気にもなった。福祉施設でピアノを弾く時のなんとも言えない表情が素敵だった。

邦題とかラストとか確かに??となるけど、あったかいお話でわりと好き。
マギー・スミスの女優魂素晴らしい✨
Ayumi

Ayumiの感想・評価

3.5

路上生活者の「ミス・シェパード」を自宅の庭に住まわせる主人公。
自分の母親は施設に入れているのに、厄介者のシェパードを受け入れるところがこの主人公の不思議なところ。もちろん劇のネタ探しもあるのだけど、母親にたいする罪悪感の埋め合わせがあるのではないか。
介護=苦労というイメージがあるが、この主人公はシェパードとのやりとりを通して、その中でも自分の物語を見いだせるのだと悟る。介護を、劇作家の視点から見た物語。
もなみ

もなみの感想・評価

3.9
姑が要支援なので、観てると身につまされた。

マギー・スミスが本当に匂ってきそうだった。
イラっとくる扱いにくい老人ぶりや、救急車に乗せられる時の気高い表情など、お見事と言うしかない。

老いとは、介護とは。
認知能力や精神に問題が生じた人間の自立とは、自由とは。

生きるとは。人生とは。

罪とは、赦しとは、信仰とは。
親切とは、それは問題の本質から目を反らすだけの逃げなのか、怠惰なのか、欺瞞でしかないのか。

様々な問いをシニカルな笑いに包みながらも、救急救命士や介護の現場で働く人々には静かな賛歌を送っている作者の目線は温かい。
ただのネタで、14年間も庭先にホームレスを置いておけるものではない。施設に入れた母への贖罪の意識もあったのか。

なんだかんだ言いながら、彼女を見守った近所の人達は偉大。お子さんが立派に育って何より。

ネタに苦悩する作家としての目線と、それ以前に生活者としての常識、二つの意識に苛まされる作家の業も、軽妙な演技でさらりと描かれて秀逸。

それにしても、認知に問題のあった彼女の罪の意識につけこんで脅し続けた男は憎い。

そして、彼女から音楽を奪った不寛容な司祭が一番の罪人であると感じる。
神から与えられた才能を精一杯生かすことが、すなわち神への賛歌であると、なぜ導くことが出来なかったのか。
The lady in the Van
邦題つけた人のセンスを疑う!!

老婆と劇作家の物語。

マギー・スミスは上品で、本当に素敵な女優さんだなぁ〜
Jun

Junの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実話ベースとのこと。

レビューの中にもあるように、
邦題に"お手本"を入れたのは大きな誤解を招いたかも。

アランが劇作をする上で、シェパードをネタにしたから、という事であって、
生き様を真似した訳ではないのだから。

なんとも奇妙な物語であったけど、
映画としての展開はイマイチかな。
所々寝落ちしてしまったほど。

ただマギースミスの演技力はとてつもない。
この人は本当にとことん役に入り込む人ですね。
なむ

なむの感想・評価

3.4
最近、ハリー・ポッター全作を見返していて、マクゴガナル先生役で知られるイギリスの名女優、マギー・スミスの演技をもっと観たいと思い、レンタルしました。

邦題の意図は正直よくわからなかったです。
物語の内容は普通におもしろかった。バンで過ごすホームレスの老婆の話なんて滅多にないと思ったから。

最後のCGは少し驚いた。「創作の自由に万歳」という言葉に力を借りたのかな...?

やはりマギー・スミスの演技には見応えがあった。細かな所作が魅力的でした。あと、頭に角でも生えたかのような、とんがり帽子(?)だけで、あの老婆への愛嬌が凄く湧いた...。
彼女の女優業を、これからもずっと応援したいと思えた作品でした。
yui

yuiの感想・評価

3.4
“人生に足踏み期間なんて無い
時が人を動かすのだから”

終始語り手はアラン1人(正確には2人)だが
周りの人々との会話よりも
自分の“独り言”の方が多いのではという程

それもユーモアたっぷりで
マギー・スミス演じるミス・シェパードを
“小説のネタ”らしく魅力的にしていると感じました
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