シグのすけ

ミス・シェパードをお手本にのシグのすけのレビュー・感想・評価

3.0
車のバンに住む元修道女のホームレス、ミスシェパード。劇作家のアランとの風変わりな交流を描くイギリス映画。

イギリスの伝統的なセンスオブユーモア?ライターとしてのアランと小説に登場するアランの客観的、俯瞰的な表現。確かに笑える部分はあるが、基本的に私には楽しめる内容ではない。

マギースミスの渾身の演技が見事なだけによけいに笑えない。年を取って少しずつおかしくなっていくミスシェパードと実の母。親切なのか体裁なのか、近隣の裕福な人々は表面上、彼女をあからさまに排除しなかった。アランは15年に渡って彼女に関わり最後を看取る。そこに何かを見出す事が主題だろうか?

彼女の決して語らなかった過去に思いを馳せ、ラストの展開に微笑み満足するか?

私にはわからない。
シグのすけ

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