ロンドンの閑静な住宅街にフロントガラスの割れたボロボロのバンが停まっている。
中にはミス・シェパードと気難しい名乗る老婦人が堂々と住んでいる。
引っ越してきた劇作家のアラン・ベネットは、つい気になり、駐車違反になってしまう彼女の車を家の前庭に停めることを許してしまう。
元カトリック修道女の彼女が、なぜこのような生活をしているのか。
彼女が音楽を毛嫌いしている理由はなにか。
老いた母をネタにする劇作家の家の前に住み着いたホームレスの年寄りの女性。
「優しさはあらゆる徳の中で最も自分本位なものだ
そして十中八九 怠惰な性格にすぎない
ハズリット」
皮肉屋で、ろくにお礼も言わず、謝りもせず、仏頂面で腹が立つけど、憎みきれないミス・シェパード。
アラン・ベネットが実体験を元に書いた話。
人に物語ありとゆうけれど、ミス・シェパードの人生の奇と、アランの怠惰な寛容さは呆れるを通り越して感服する。
英国貴婦人代表のようなマギー・スミスがホームレス女性を演じているのが面白い。イギリスらしい皮肉たっぷりのコメディ。
アランの服装がかわいい。
ジェームズ・コーデン３番目に名前あるとおもったのにモブ役すぎた。そんな感じで有名な役者がぽんぽん出てくる。
