念願のMT免許とTSUTAYAの会員証をゲットしたので、ずっと観たかった今作を借りて参りました
地球から遥かに離れた惑星
其処に位置する惑星・アルカナルでは灰色隊という集団の圧政により地獄絵図と化していた
そんな中、地球の調査団の一人
ドン・マールタは自ら神を自称し、知識人を迫害から守ろうとしていた……
全編白黒、上映時間3時間と中々上級者向けな映画でしたが、期待していた通り凄まじい世界観でした
ひたすら映し出されるのは只でさえ不快な世界を囲む
雨、血液、糞尿、内臓、生首の数々のみ
製作期間15年だとは知っていましたが、此処まで希望もへったくれも無い世界観を創り上げるって正に天才か狂人にしか出来ない所業
然も今作の場合は世界観だけでは無く
全体的に多用されるワンカット+遠近法を意識したカメラワークが光っていました
私がフォローしている方で映画内でのカット数を数え切るという根気の要る作業を行っている方が居るのですが、個人的には是非今作を観て欲しい！！
多分3時間の映画にしては相当カット数が少ないと思いますよー
で、ダメな所は正直無数に有るというか……
先ず、この映画って初見でストーリーが理解出来る代物なんですかね……
これも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』みたいにプロットが極限までシンプルが故にとかでは無く、只々ストーリーが無い
というか何の話なのかがさっぱり分からない！！
更に言うと登場人物が全員何の話をしているのか何をしたいのかもさっぱり分からない！！
故に異常な世界観に圧倒されるだけの3時間でした
後でwiki見てビックリしたよ！！ちゃんとストーリー有ったんだ！？ってさ！！
取り敢えず『ストーカー』『惑星ソラリス』
そして今作を視聴してロシア映画が致命的に合わないんだなと理解しました
よって『ノスタルジア』と『サクリファイス』の視聴は断念させて頂きました
え"？『アンドレイ・ブルニョフ』？
只でさえ退屈なタルコフスキー監督作品なのに3時間とか死んじゃうよ！！！！
『2001年宇宙の旅』の例も有りますし、もっと勉強して10年後位に再挑戦します……
