伝記映画として長いスパンをダラダラ描くタイプの作品は総じて苦手なんだけど、この映画はまさにそれ。
153分もかけてこの内容を描くくらいなら、もっと焦点を絞って濃密な120分にしてほしい。
(実際いらないと思ったエピソード沢山あるし)
それとこの映画、肉親がパキスタン兵に殺されるシーン(およびそれを連想させるシーン)が何回も描かれたり、それとは対照的なインドを称賛するシーンが何回も描かれるなど、かなり露骨なプロパガンダ映画だと感じてしまった。
ミルカ・シンの生きた時代からすればしょうがないのかもしれないけど、それでも一個人を主役にした映画でここまで政治的な主張が入れられた作品はあまり好みではありませんでした。
ただミルカ・シンを演じたファルハーン・アクタルの肉体美は見事としか言いようがありませんでした。
正直、あの肉体は憧れる(笑)