このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2015年のクライム・ムービー。
監督は「ラブ・アゲイン」のグレン・フィカーラとジョン・レクア。
あらすじ
女詐欺師のジェス(マーゴット・ロビー「ピーターラビット」)はある日、凄腕の詐欺師ニッキー(ウィル・スミス「ブライト」)と出会い、そのテクニックに魅了され、ニッキー率いる犯罪グループに加入、瞬く間にその技術を習得していくが…。
午後ローにて。
前回はdvdを借りて観たんだけど、テレビでやっていたので、久々に鑑賞。
あと、調べて気付いたんですが、あの傑作ラブコメディ「ラブ・アゲイン」の監督コンビなんですな!!どうりで女の撮り方が上手いわけだ!!
うーん、けど、やっぱり話全体としてはパッとしないなー。
序盤の軽い掴みみたいなのはスマートでおっ!となる。
中盤のアジア系ギャンブラーとの賭けも緊迫感があって良かった。特にアジア系ギャンブラーの顔の憎たらしさ!
ウィルとマーゴットがイチャついてるところをニヤケ顔でやってきてどんどんエスカレートするギャンブルをふっかける!!
そして、始終ニヤケ!!
マジでぶん殴りたくなる笑!!
けど、ここのシーンは徐々に追い込まれていくニッキーたちの演技と相まって、不穏な空気感も十分に、もちろん「やられたっ!」な爽快感もあって、作品きっての名シーンだと思う。
けど、後半にかけて勢いが終息していっちゃって…。
どんでん返しがあると思いきや、もちろん意外な「あの人」が協力者だった展開なんかは上手いと思ったんだけど、なんか…うーん。
なんか結局ウィルとマーゴットの痴話喧嘩的なイチャイチャの域を出てないというか、2人中心で物語が終結しちゃってるのも鼻に付くなぁ。
あとやっぱり犯罪グループが富豪や悪党からぬすむだけじゃなくて、普通の観光客からも盗みを働く点も「格」が低く感じちゃうし、何より、盗まれたことで悲しむ人もいたんだろうなぁと考えちゃうと乗れなかった(なら、富豪や悪党なら良いんかい!となるがそこら辺は感じさせないように作られてる作品が多い)。
まぁ、ウィル・スミスの筋肉美とマーゴット・ロビーの美しさで絵的なゴージャス感があるから持つけど、もうちょいやられた〜感が欲しかったなぁ。
ウィルがマーゴットとイチャつきたいから作ったんじゃ!?と穿った見方もしたくなってしまうような作品でした笑。