みずきち

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのみずきちのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

観終わったあとにテレビの前から20分くらい全く動けなかった…
こんなに感情を忙しく振り回されて、最後絶望に突き落とされる映画はじめてでした。
とにかく悲しいしかない、、

冒頭10分でロキとヘイムダルが殺されていきなりメンブレさせられるびっくり展開。
その後はシビルウォー後に各地に散ったヒーローが、それぞれの地で前向きに過ごしていたんだなと伝わってきて、外見が変化してるキャラも多く見ていて楽しかった。キャプテンのワイルド髭がとてもよい。バッキーと並ぶと渋みが出る絵面になった。ヒーローが次々に合流していく様子はとても楽しく、ワカンダは相変わらずハイテク。
…と思ったらサノスの圧倒的な力の前に敗北続きでハラハラし、あっガモーラ…うそでしょ…えっビジョン…となり、そして最後には…半分以上いなくなった。とてもつらい…

あれだけ丁寧に描いて長年育ててきたキャラクターたちをあっけなく消していく展開の勇気がすごいし、インフィニティストーンの圧倒的な力によりもたらされた死のあっけなさをこれ以上ないほど適切に演出できていたと感じた。

ただ、今まで登場してきたヒーロー30人ほど全員でサノスを倒しにいく激アツストーリーなんだろうと思いこんでいたからとても虚無感。

そういったストーリーの意外性、感情の振れ幅、キャラクターたちの勢揃い感、アクション、CGなどなど総合的な完成度がめちゃくちゃ高いと感じた。

サノスがどうしようもない悪役じゃなくてちゃんと心があり、彼なりの信念と正義感で動いているというのも、物語に深みが出ている。
みずきち

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