常盤しのぶ

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの常盤しのぶのレビュー・感想・評価

4.0
マーベルヒーローが集結し、いよいよサノスとの戦いが始まる本作。世界的有名俳優を2桁投入している。冷静に考えるとちょっとどうかしているキャスティングである。ギャラだけで何億いってるんだろ。

主要キャラをここまで出しておいて話としてそれなりに纏まっているのがすごい。アベンジャーズ自体はそんなに纏まっていないが……まぁそれはいつものこと。

私が一番好きなドクター・ストレンジも勝手に始めたサノス撃破Any%RTAで大活躍。だからタイムストーンを手放す必要があったんですね。改めて思うが、ストレンジ先生やっぱ頭おかしいって……脳内で1400万604回死ぬって……。

ガーディアンズも好き。異常なスキルを持つマーベルヒーローの中でも特別人間臭いスターロードは心なしか他よりも強めに応援したくなる。詳細は伏せるとして大戦犯な彼だが、それでも私はそこに彼の憎めない人間性を垣間見て余計好きになってしまう。

私はヒーローものを楽しむために悪役を悪役として好きになれるか、という部分を重視する。その点サノスは私の中で結構好きな部類に属していた。生物の数を半分にするという目標は絶対的な悪といえる。しかし、彼の話は聞いているうちに『あれ、彼に賛同しておけば良いのでは?』と思わせてくる。彼にはカリスマ性と絶対的暴力の後ろにある精神的安心感がある。

サノス好きだなぁ。彼なりに一生懸命考えた結果が『生物の数を半分にする』だもん。全滅とかじゃないもん。一応はちゃんと繁栄してほしいと願っているのが実に彼らしいというか。もしかしたらトニー・スタークより好きかもしれない。

そんなこんなでサノスと激突し、衝撃的な幕引きで終わった本作。……え、ここで終わるの!? すぐEG観てもいい!? だめ? ……大人しくアントマン&ワスプとキャプテン・マーベルを観ます。