荒城十三

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの荒城十三のレビュー・感想・評価

4.0
劇場でも観たが、WOWOWでの配信があったので久々に見直し。
ド派手なアクションにはやや食傷気味だったが、ラストに向かってスティーブの人間性が発露されるにつれ、ハートを掴まれた。そしてスティーブの行動がすごく腑に落ちたのだ。ただの純粋真っ直ぐ正義君、と感じていた彼のキャラクターを初めて肯定できたのだ。
これは世界に向けての重大な問いかけであると再認識した。

チームや組織って、本来は個の繋がりなんだということ。単なる管理ではなくて、個と個の繋がりあってのチームなんだと。

現実って、つい「国家(組織)」か「民(個人)」かで対立しがちなんだけども、本当はスティーブのような「人間性で繋がった組織」たることが理想なんだよなあ。

そりゃ、キャップは古風な人間だけど、やはり無くしちゃいけないハートが彼にはある。
私たちは技術の進化に伴って管理という名のもとに組織の中であぐらをかくのではなく、人としての判断に注力できるような未来を描かないといけないなあ、と、マーベルから諭された気がする。
荒城十三

荒城十三