いやはや、素晴らしい映画でした!
古臭い物語かと思いきや、完全に現代にも刺さる映画でしたね。
原作は読んでいませんが(アニメであったな〜程度の知識)現在と過去は色味を分けているので時間軸は比較的理解しやすく、心から楽しめました。(「裏切りのサーカス」よりは分かりやすい)
私が歳をとったからなのか、そこかしこで涙が溢れました。みんなの気持ち、みんなの想い、全部が滲みてきました。良い人たちばかりの優しい世界でした!
個人的にエイミーの描写が素晴らしかったと思います。勝気な性質は同じでも、ジョーよりも冷静に、自分の想いや使命と折り合いをつけようと努力したところがいじらしかったし、強く共感しました。
末っ子って、「要領がいい」とか「いいとこ取り」と評されがちですが、彼女を今回のようにしっかり描いてくれたことで、姉妹の<重み>が平等に描かれたという気がします。
それから、出版社でのジョーの交渉シーンは頼もしかったですね。文化と経済という、煩わしくも重要なテーマについて、監督は強烈に皮肉りたかったのでしょうか。
ティモシーシャラメは相変わらず目の保養になりました。最後の方でジョーを尋ねてきた教授について「誰なの?」と何度も聞くシーンがすごく好きです。
語りすぎました。
とにかく面白かったです。
メディアが出たら是非購入したいです。