荒城十三

TENET テネットの荒城十三のレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.8
相変わらず面白かったし何度か見ることでさらに伏線が繋がっていく作りですね。
ただ、インセプション やインターステラーのようなエモさは低めに感じました。(初見は)
時間軸の理解や状況把握にそれどころじゃなかったというのが正直なところ。

俳優陣が素晴らしかったのは言わずもがなですが、ロバートパティンソン、良かったですね。私は彼を初めてじっくり見ましたが単なる良い人とは言えないアクの強さがあの役どころに絶妙にマッチしていました。それから、はじめはヒゲモジャでよくわからなかったけど「?なんか素敵な目をした人だな」と思ったら、アーロンテイラージョンソン。さすが、あの涼しげな目元は隠せないものですね。

ネタバレ避けますが、終盤のニールのあの一言が、この映画で一番重くメッセージ性がある感じましたが、皆さんはどう思われたのでしょうか。

そう、未来を知ったとしても自らの信念や生き様を変えるような人間にはなるべきではない。今を真剣に、責任を持って生きていこう、と、私は改めて襟を正しました。

ノーラン監督の映画は、しばらく咀嚼できるのが楽しいですね。
荒城十三

荒城十三