何回見ても辛い。
トニーとロジャーがぶつかり合うのはなかなか直視できない。
アベンジャーズが地球を守るのと同時に地球では犠牲も出る。
だからアベンジャーズ自らを危険なものとして判断を仰ぐ組織にするのか、組織に下ることで正しいことができなくなるのか、メンバーそれぞれがそれぞれにやってきたことが正しいことなのに、なぜかそれらのことに暗い影が落ちてる。
それはわずかなミスの積み重ねや、1人のヒーローである前の1人の人間としての個人の思いで動いたことが、沢山の罪なき人に被害を作ってしまう。
ヒーローにとってはそんな小さなことかも知れなくても、刹那の出来事だとしても、大局にある局地的なことでも世界の沢山の人々にとってはそれが全て。
ヒーローの重責であり、ヒーローの不自由。
これをヒーローたちがそれぞれ背負いながら、それでも自分の意思を我慢してまとまろうとしたり、それでも貫こうとしたり、新しいことが起きてまたすれ違う。
元々は1人でも超人的なパワーを持つヒーロー達が集まったアベンジャーズ。
それをまとめようと主張し合うトニーとロジャー。この2人の思いは只ならぬことだからこそ、認め合いながら、でも、妥協できない。どちらかが妥協するとそれこそ他の仲間を守れないから。
同じことを考えてるはずが、今回はその世界を救った裏にいた被害者からの復讐に立ち向かいながらお互いの精神と肉体と命を削り合う。
ほんの少し自分の思いで動きあった結果のすれ違い。内輪揉めではあるけど、ヒーローとは何か、自分のしたいことは何か、そのしたいことはやっても良いことなのか、やりたいことなのにできないことだったらどうしたら良いのか。
ひーろーとは、、、とんでもない重み。