はる

ブラックパンサーのはるのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

あっこれ私が好きなやつ…となるシーンがいくつかあって、MCUの中では割と上位に入る好き加減。ティ・チャラの、ティ・チャカの、オコエの、キルモンガーの苦悩に感情が揺り動かされ、カメラワークに唸りました。冒頭のおとぎ話のところと、キルモンガーが玉座に就くときのカメラがぐるっと一回転するところ、好きだな~。
音楽もアフリカの民族音楽っぽいのもありつつ、ブラックミュージックもありつつで面白かったです。

キルモンガーの父と会うシークエンス、彼が父に会うのはあのアパートの一室で、そして父に会うとき、彼は子どもの姿に戻っていて、彼の中には癒えぬ傷が残り続けているんだなって思ったりしました。すごくエモい。さすが「クリード」の監督は違う。
最期については、自分が傷つけられたからといって誰かを傷つけていいわけではないけれど、でも傷を癒すことができないまま生きてきてしまった人間はどうすればいいんでしょうね~!?って思ったりしました。死ぬしかないんか!?ええ!?!?

あと前々からキルモンガーのビジュアルめちゃくちゃ好みだなと思ってましたが、実際に観たら想像以上の破壊力で「こらあかん」となりました。やばいぜ。歩くセクシー。

この監督調べてみたら、「クリード」の前にもMBJで映画を一本撮ってまして、「なるほどMBJ推しなのね…」と思ったりしました。
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