A

ブラックパンサーのAのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽とビジュアルが非常に良かった。

ハリウッドのwhite-washing cultureを変える映画だっていうレビューを読んで映画館に足を運んだ人間なので、ポリコレ要素が強くて面白くないというレビューが散見されることにびっくりした。普段社会問題に興味のないひとには、面白くないのかも知れない。

これまでステレオティピカルに描かれることの多かった黒人が主要なキャラクターを演じていて、逆に白人が脇役のステレオティピカルなキャラクターを演じる点、セリフの随所に皮肉があって良かった。

シュリ(弟ではなく妹)がテクニシャンであることも、世の中のステレオタイプ(「女の子は機械が苦手」「理系は男向けの学問」)に挑戦的で好き。ナキアの国際協力への情熱も、「女の幸せは結婚」みたいな根強く蔓延る偏見にchallengeしているようで良かった。

最後の展開もまた、トランプ政権への皮肉が込められているようで非常に良い。
A

A