泣き虫しょったん

アベンジャーズ/エンドゲームの泣き虫しょったんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます


ソーがフリッガと再会するシーンで、泣きながら「母上に会いたくて未来から来てしまいました」っていうところ。強情で、負けず嫌いで、誰よりもプライドの高いソーは、一方で情に深く、実は自分に自信がない泣き虫で...そんな彼の弱さを見たフリッガに「誰もが理想と現実の狭間で苦しむ」と諭され、ありのままの自分を受け入れようと立ち上がるソーに自分を投影してしまった...

ソウル・ストーンを手にするために、互いが自らが犠牲になろうと相手を攻撃し合うナターシャとクリントが本当にカッコよかった。ナターシャが大切な"家族"を取り戻すために命を捧げたと思うと、二人の想いは同じだったのだなぁと。

あと個人的に好きなシーンを羅列すると、
①ネビュラとトニーが遊んでるシーン
愛も友情も知らなかったネビュラが、ガーディアンズやアベンジャーズとの出会いをはじめとして徐々に変わっていき、最初はどこか距離を置きながらもすっかり仲間になっている様子にほっこり

②ハルクがソーを説得するシーン
サノスの名を出したハルクに対し、弱々しい表情を見せるソーがとても切ない。それでも彼の苦しみを優しく包み込み、自分も君に助けられたと諭すハルクを見ると、二人が共に歩んできた道のりを思い出す。

③2014年のモラグでクイルが踊っているシーン
純粋に、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの冒頭シーンを再び見れてうれしかった!今までの作品とどこか一風変わったキャラクター、音楽、世界観。どこを取っても大好き。ローディとネビュラが「アホ」と言うのも無理はないが、そんなクイルが好き...個人的には戦闘でももっと活躍してほしかった。

④スティーブがムジョルニアを使いこなすシーン
彼のヒロイックな心は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で既に目にしていたが、ムジョルニアをあんなに自在に操ってしまうとは...ただただかっこいいに尽きる!!!

⑤復活した援軍が来るシーン
想像以上の規模に圧倒された。ミスティック・オブ・アーツは偉大すぎた...
ブラックパンサーやワンダ、サム、バッキー、ワスプ、ドクターストレンジ、スパイダーマンと、復活したヒーローたちからペッパーやヴァルキリー、ワカンダ軍まで...
史上最大規模のアベンジャーズがもうカッコよすぎる!
ペッパーはあんな機敏に動けるならもっと前から活躍してほしかったし、ワンダは1位2位を争うんじゃないかってくらい強いし、スパイダーマンとアイアンマンの再会シーンでトニーが黙ってハグをするところにはグッときた。

⑥トニーの葬儀のシーン
トニーは最初から最後まで世界のために戦い続けて、彼にはたくさんの仲間がいたことを実感。ペッパーは幾度となく彼の戦闘への参加を止めてきたけれど、彼の使命をきっと一番に理解していたし、最後は共に戦い世界を守って死んだ彼を誇らしく思っていたと思う。また葬儀にはアイアンマン3で出てきた少年も参列していて、アイアンマンは遠く離れていても彼のヒーローであり続けていたんだなぁと。

まとめきれない、整理しきれない、このとてつもなく壮大なストーリー。ここまでたくさんの感動と憧れを与えてくれたMCUに感謝したい...
アベンジャーズのみんなが大好きです。
今後が楽しみ。