IT坊や

アベンジャーズ/エンドゲームのIT坊やのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

いよいよ、フェーズ3のクライマックス。

キャプテン・マーベルを迎えてサノスに逆襲!!かと思いきや、まさかの5年後、引きこもりのソー、融合体ハルクなど斜め上の展開。個人的には、正直ちょっと興醒めの感がありました。

しかし、やはりMCU。話の絡ませ方が本当に上手です。絶望的な状況だったアントマンの復活により、失った過去を取り戻す可能性が生まれるなんて…。本当に、どんな頭をしてたらこんな脚本でシリーズ展開が出来るんでしょう?

また、石を集める為に過去に戻るというのも面白い。NY、アズガルド、シールド基地と懐かしい場面が再登場し、これまでの作品が思い出されて楽しかったです。

そして、いよいよ始まったラストバトル。本当に、圧巻の一言です…!!ドクターストレンジ、スパイダーマンをはじめ、消えてしまった皆の帰還は泣けてくるし、一人ひとりにちゃんと見せ場があって、格好良すぎる!
これだけ多くのキャラが味方で、しかもそれぞれにちゃんと愛着があって…全21作の歴史がこれでもかと詰まっていて、このシーンだけで「エンドゲーム」が最高の映画だと証明できます。

また、トニーが「私はアイアンマンだ」で戦いを締めるのもニクい!ローディ、ピーター、そしてペッパーに囲まれ、胸の光が消えていく様は、まさに1つの時代の終わりを見ているよう。
これまで、ウルトロンを作ったり、パニック発作を患ったり、キャップと対立したり、色んな迷いがあったスタークでしたが、最後は紛れもないヒーローとして、皆を救ってくれましたね。

そして、トニーに限らず、過去に戻って大事な人と再会した者たちは、それがけじめであるかのように戦いから去っていきました。
キャプテンは老い、ソーは王ではなくなった。僕たちの大好きな「アベンジャーズ」は、これでもう終わりなんですね。

正直、全体としてはバトルシーンが少ないし、手に汗握るバトルの連続だった「インフィニティ・ウォー」の方がワクワク出来ました。でも、「エンドゲーム」はこれ以上ないくらいの集大成だったと思うし、トニー・スタークという男を見送るに相応しい作品だったと思います。
本当に、本当に楽しかった!!ありがとう、MCU。この世界がこれからどの様に広がるのか、楽しみにしています!
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