DORATARO

スポットライト 世紀のスクープのDORATAROのレビュー・感想・評価

3.8
Based on an actual event(事実に基づいた)な映画って最近多いように感じます。

カトリック教会神父らによる児童への性的虐待、組織的な隠蔽にグローブ紙のチーム「スポットライト」がタブーを覚悟で斬り込んでいった過程を描いた作品。街や市民に根づいた教会、教会に支持されている新聞社、新聞読者の半数はキリスト教徒。つまり教会を潰すことは市民の暮らしを変えてしまうくらい大きなことで、弁護士からの反発や被害者の苦悩などもふむふむと納得できたり。

そして判事から記事にしたら誰が責任を取るんだと言われたマイク(マーク・ラファロ)が記事にしない場合の責任は?と言い返すんですが、その言葉こそジャーナリズムの在り方を示してるのかなーなんて思ったり思わなかったりラジバンダリ。

キャストは皆んな何だか地味ですが地味ゆえにジャーナリストの役がとてもハマっていて底知れぬ熱意が感じられました〜。
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