カトリック教会という組織ぐるみで行われてきた、子供への性的虐待を暴く新聞記者たちの話。
真実を白日の元に曝け出し子供達を守ろう、という記者たちの熱い正義心に胸を打たれました。
信仰や教会って、日本でいう寺やお坊さんとかいうレベルでなく、カトリックを信仰する彼らにとってそれは生活や生き方の基盤になるようなものなんじゃないでしょうか。
一般的な日本人には概念を本質的に理解することは難しいけど、想像するだに恐ろしく、衝撃的な話です。
過度に記者たちを英雄的に描くのではなく、淡々と着実に物語が積み重なっていくのが良い。そして衝撃的な事実を突き止めてからラストへの高揚感は圧巻。2時間あっというまに見終えてしまった印象でした。
いうまでもなく社会派な映画ではあるけど、働くおじさん(とお姉さん)たちが最高にかっこいいので、そのために見てもいいくらいです。