なー

スポットライト 世紀のスクープのなーのレビュー・感想・評価

4.0

クソみたいな教会の闇を暴こうと奮闘した記者たちを描いた作品

日本人にはなかなか実感しづらい教会という社会に根付くシステム
人は何か絶対的な物を信じたいし、その絶対的な物というのは真に"絶対"なのではなく、信じたいから"絶対"に過ぎない
自分はプロテスタントなのでカトリックとはちょっと違うけど、無神論者の多い日本人の中では少しだけ実感を持って観れたかも

大きな善と小さな悪ってまーじでよく扱われるテーマだし、大概は小さな悪の味方側作品が多いし、倫理的には間違ってないと思います
この問題って自分の中でずっと考え続けてるもので、大義のための小さな犠牲っていうのは成り立つって正直思ってもいるんです
ただこの作品に関しては自分の考えは間違っていて、教会側の多くの信仰を必要とする人の心に影響を与えてしまうから見逃せっていうのは本当に腹立つし許せないと思った
線引きがわからないけど、弱者につけ込むクソ野郎たちは罰せられるべき


音楽が穏やかで淡々としてて好きだった
マーク・ラファロのダッサい髪型と猫背に首を傾げて話聞く姿もなんだか可愛らしかった
なー

なー