よーすけカサブランカス

スポットライト 世紀のスクープのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

3.7
話の筋は一貫してジャーナリズムvs巨悪という構造で進むのだが、デスクがボストン出身であるなどキリスト教が土地と歴史にどれだけ深く根ざしているかという描写が丁寧にされていた印象。腐敗は住民にとって信仰がなくてはならないものであることにあぐらをかいたことから起こる。そして911というまさに信仰が必要とされる国難が起こってしまうのは史実ではあるが象徴的だった。そして最後、虐待のあった都市を示すテロップにはぞっとした。