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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のkanacoのレビュー・感想・評価

4.0
『ハリポタ』のスピンオフ!舞台は70年前アメリカの人間界。魔法生物を愛し保護するホグワーツ卒業生ニュート・スキャマンダーの戦いの始まり。国を超えた魔法使いたちとノーマジの友情や恋、大人魔法使いたちの本気の魔法バトルや、何より種類が豊富でそれぞれが個性的な魔法生物たちの活躍が魅力的🥰(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

11月USJに向けて。USJのハリーポッターエリアには、ニフラーが現れるらしい(会いたい)🤔 一応見返しておこうかな~と1だけ鑑賞。1~3までは劇場で鑑賞済なので、再鑑賞になります。

なお、タイムリミットなのでUSJ予習はこれでお終い(予定より3本見れず🤣)!コメントいただいた皆さま、アドバイスや情報ありがとうございました😀✨いざ、旅行に行ってきますので(当日の天気予報が雨風が強いとのことで現在絶望しています)しばしPCを触れません。もしコメントいただけた場合は、返しは来週の半ば以降になります。お時間いただきますが、よろしくお願いします😌✨

◆あらすじ◆
1926年、イギリスの魔法使いで魔法生物学者ニュート・スキャマンダーは、保護している魔法動物たちの住処としている魔法のトランクケースを持って、ある目的のためにニューヨークにやってきた。途中、魔女や魔法使いの存在とそれらの存在が危険であること訴えるノーマジ(人間)たちの演説に遭遇し足止めされ、その間にトランクから魔法生物のニフラーが逃げてしまう。ニフラーを追いかけるニュートはノーマジのジェイコブと出会うが、アクシデントによりトランクを取り違えてしまった。さらに魔法を使っているところをアメリカの魔女ティナに見つかり、アメリカ合衆国魔法議会の本部へと連行されてしまう。一方、自分が魔法生物のトランクを持っているとは知らないジェイコブはトランクを開けてしまい、魔法生物を何匹か逃がしてしまう。なんとか魔法議会から釈放されたニュートは事態を収束させるため、ジェイコブと共に魔法生物の再度の保護を行おうとするが…。

❶『ハリポタ』のスピンオフ!魔法生物を愛し保護するニュート・スキャマンダーの物語

『ファンタスティック・ビースト』は、J・K・ローリング原作の映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ。魔法生物飼育学で使用するホグワーツ魔法魔術学校の指定図書「幻の動物とその生息地」の著者であるホグワーツの卒業生で元ハッフルパフ寮生のニュート・スキャマンダーが主人公の物語です。

『ハリー・ポッターと賢者の石』の舞台はイギリスですが、本作はその約70年前のアメリカが舞台。魔法生物の保護と魔法生物たちの全てが危険な生き物ではないという、きちんとした理解を訴えるニュートが、ある目的のためにイギリスからアメリカを訪れるところから物語が始まります。

『ハリー・ポッター』シリーズの主人公は魔法使いを目指す子供たちであり、学園生活が中心で、常に魔法に囲まれた世界観で人格も魔法能力も徐々に成長していく姿を描きます。一方『ファンタスティック・ビースト』はすでに卒業生が主人公であり魔法は習得済、舞台は人間界となります。そのため同じ世界観かつファンタジーですが〈周りに多くいるのは基本的にノーマジであること〉〈イギリスの魔法使いとアメリカの魔法使い、そしてノーマジ(マグル)との友情や恋〉〈大人魔法使いの本気の魔法バトル〉などテイストが相違してきます。

ニュートの相棒が、全く魔法と関連のないパン屋さん希望のオジさん…ノーマジのジェイコブなところが良いです。視聴者はジェイコブのおかげで魔法界及び魔法使い、ニュートや魔法生物の存在を同じ目線で驚きながらも知っていくことができます。ジェイコブのキャラクターもコミカルながらうるさすぎず、根がとても良い人で他キャラクターとの反発もないので、ニュートと良いコンビ感の丁度良い温度のバディ。好み!仲良し可愛い。なお、2人のお相手となる魔女姉妹も仲良し可愛い。みんなひっくるめて好き!

それぞれ良さがあると思いますが…私は『ハリポタ』と『ファンタビ』なら断然『ファンタビ』派~。というか、ニュート・スキャマンダーが好き🤭💕

❷種類が豊富でそれぞれが個性的な魔法動物たちが魅力的!

ニュートの忘れてはいけないもう一つの相棒は、種類が豊富でそれぞれが個性的な魔法動物たち。この作品はココが最大の魅力かと(タイトルにもなっているくらいだし)。この“人”と“生物”のチーム感のある作品が私は元々好き!見たこともないデザインの生き物たちを見るのが好きだし(可愛かったり、カッコ良かったり、奇妙なデザインだったら、なお良し!)、その生き物たちと心通わせて仲間になって、戦ったり愛情を深めていたりする作品が好みです。

そう!ゲームであれば、私が愛する『リンダキューブアゲイン』『女神転生』『ポケットモンスター』のように!

奇妙な生き物たちはたくさんですが、やっぱり黒くてフワフワのカモノハシみたいな、キラキラ光る宝物に目がない生物ニフラーが可愛い!あとは賢くて優しいし、デザインからも知性を感じるデミガイズも好き~。たくさんの魔法生物を一度に見ることができる、ニュートのトランクケースの中の世界は何度みてもワクワクできます。

❸大人だって色々“うっかり”するし、友達作りだって頑張るよね🤣

本作は魔法動物を保護するニュートと仲間たちをメインにしたドタバタ・コミカルの明るめなパートと、謎を秘めた青年クリーデンスをメインとしたミステリー的シリアスパートの2本線が並行して展開し、終盤で交わるという構成となっています。

何回目かの鑑賞になりますが、その度に思うのは『ファンタビ』の登場人物たちは、大人なのに皆そろって“うっかりさん”だなぁ、ということ。ニュートも仲間たちもアメリカ合衆国魔法議会もヴィランも、思ったようにはいかずにチョロチョロとお互いミスしまくっていますよね🤣

それに友人として打ち解けるのも遅い(そしてニュートはけっこうヤバい奴だとも思う…)🤣ハリー・ポッターたちは序盤ですぐに友達もライバルもできて、あっという間に子供たちのコミュニティが構築されるのに、大人コミュ障のニュートは信頼関係がお互い十分に高まるまでちょっと時間かかる~。大人になると、本来の性分や立場や信念や過去経験が色々引っかかったりして、直情的な大きな揉め事にはなりにくくても、探りあったり当たり障りなく接したりと、意外とまとまりにくい場合もありますよね。

でも結果として、大人になってから始まった友人関係がお互いに良い影響を与えるストーリーも素敵だな、と思いました😌✨

💕🐝「なお、これだけ色々書いていたのに何ですが、本作を見て正直一番に思ったことは、私、エディ・レッドメインの顔が好きだな…ということでした(そこか)🤣」
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