ナマヤーム

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のナマヤームのレビュー・感想・評価

3.5
アメリカにやって来た魔法動物学者が、些細なことから魔法界を揺るがす事件へと巻き込まれる話です。
原作者自らが、ハリーポッターの世界観を引き継がせ、新たな物語を構築した。
自分はハリーポッターシリーズをマトモに観ていないので、細かいネタまでは分からないが、事前知識無しでも楽しむことが出来る。
時代設定が第一次世界大戦後の1926年。ビルが立ち並び発展しつつあるNYを舞台に、魔法が飛び交う。不釣り合いのようにみえるが、まったく違和感がない。
登場する魔法動物は、少々気持ち悪いものもあるが、皆とても愛嬌がある。
面白い点がいくつかあった。ひとつめがアメリカとイギリスかなおける魔法界のルールや環境の違いだ。これによって主人公と周りの人々が行き違いやズレを生み出し、面白い展開になっていくのが興味深い。
次に死刑のやり方がとても残酷な点だ。実にアメリカらしい。もしかしたら作者あえてこのような表現をしたのではないかとかんがえてしまう。
若干の説明不足は否めないが、まぁ加点が多いからプラス評価になる。
ナマヤーム

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