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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のGINGERのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

満足!ファンタジー好きなら大興奮の映画でした。3Dはいいですね、IMAXは特に!!やっぱりこういう映画は大画面&3Dで観なきゃな、と改めて感じました。

ファンタジー映画で興行収入をあげるには、頭では浮かばない世界だけを描くのではなくて、その中でどうリアルに近づけるか?にあります。荒唐無稽で共感できない世界だと混乱してしまうし、リアリティを追求すると世界観が小さくなりがち。

ファンタスティックビーストは完全にファンタジーだけど、どこか「完全に同じ生き物はいないけど、行動とか動きとかの一部に絞れば、もしかしたらいるかも?」と思わせるような生き物になっているのが絶妙。カモノハシをモチーフにしてたりなど、共感ができるポイントが残っているところが、ファンタジーでありながら共感しやすくなってるポイントでは?と思う。

全く意味のわからないものに共感(かわいいとか愛らしいという好意的な見方)はしにくいが、そうなってないことでチャーミングさを感じた。

また、ノー・マジと魔法使いの友情や恋愛は、人種や生き方が違うもの同士の交流を描いてるから、人と人との関係という意味ではものすごくリアル。だから面白い。

違う人種でも、分かり合えるということがテーマ。いろいろと考えさせる映画だった。続編もありそうだし、出たらまた観たい。

ジョニー・デップは気づかず。どっかで見たことある人だな、とは思ってたけど、ハリーポッターシリーズに出た人かな?とか思ってスルーしてしまいました。
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