MaryLou

名探偵コナン 業火の向日葵のMaryLouのレビュー・感想・評価

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記録として。

人生初コナン!
と言うか、見るつもりではなかった、初めて入ったシネコンの映画館、とにかくわかり辛くて、ドアのところにも映画のタイトル表示がなく、疑いなくはいったシアターで、あれ?っと思い出したのは、本編前のトレイラーが流れるところから、やたらコナン君が登場するわけ、なんでかな?っと思っていたら、始まったのが、“バードマン” ではなくてこの映画だったってわけで、まずいと思って周りを見渡すと前後左右ぎっしりの人、家族連れや中高生カップル等、なぜかみんな小デスクを引き出してポップコーンやら唐揚げやらを楽しんでいる様子で、これは完全にアウト。

こーなったら、見るしかない…。

あまり邦画を見る機会もなく、こーいったアニメにも縁がないので、なんとも表現しづらい衝撃を受けた。なんか、もう、酷いとかそういうレベルではなく、やばいとしか思えなかった。全部がこうではないんだろうし、この映画は特にコナンシリーズでも酷評が多いみたい…とはいえ、脚本の酷さや、子供騙しなトリック、時代遅れの音楽、これが2000年を15年も過ぎたこの時代の映画として成立しちゃう、させちゃうのに震撼。

コナンシリーズは、1997年に初の映画化で、それから現在まで続いていて、素晴らしい興行成績!リスペクトに値する点は山ほどあるんだろうと思うけど、そういう遠い昔の栄光にあぐらをかいたまま、同じ製作陣で作り続けているのか…。それも日本の社会の縮図のような…ものなのか、どうなんだろうね。

でも、こんなものを子供がいいものと思って見てしまうんだから、それは、ちょっと、やっぱりどう考えてもまずいんじゃないかと本当に思ってしまった。
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