ソラアユム

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のソラアユムのレビュー・感想・評価

3.3
魔法界の革命児


魔法界と人間界の境界線を破壊しようと目論むグリンデンバルド一派と闇祓い達の闘いを描くシリーズ第2弾

アバンタイトルの疾走感溢れるアクションはハリポタシリーズ含めて一番ときめいた瞬間かもしれません。世界観で魅せてくれる安定の面白さはあるものの…と言ったところ

ストーリーが全く進んでいない問題。
ファンタスティックビーストシリーズ第1弾でも感じた事なんですけど、ストーリーの進みが非常に遅いです。魅力的な世界観や厄介な魔法動物との一悶着など目に楽しいシーンは多いですが、どうしても肝心の物語の核となるお話が始まると退屈を感じてしまう。その原因は明白でストーリーが全く進んでいないからなんです。進んだのアバンタイトルと終盤の集会のシーン〜ラストにかけてだけじゃないですかね。じゃあ120分何をやっているかと言うと、今後シリーズに関わってくる重要人物のキャラ紹介をひたすら行っています。これっていくらシリーズ物の1作品だからといってどうなの?と思っちゃいます。
この人物が実は…な展開は確かに驚きました。でも、へーそうなんだ止まりなんですよ。面白くなる予感はひしひしと感じるんですけど、ただそれだけに終始してしまっている。

ただ、この期待感を煽ってくる感じは名作海外ドラマの1話〜3話あたりを彷彿とさせる構造なので次作は楽しみにしています。
後は、ハリポタシリーズの点と繋がり始めたのも良かったです。俺たちの戦いはこれからだ!ってことで頼みますよ本当に。