Kohtaro

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のKohtaroのレビュー・感想・評価

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あまり面白くなかったです。前作や前々作の方が優れていたと感じました。

魔法動物の比重は減り全体的なワクワク感は減りました。俳優はジョニーデップを降板させたことで違和感が甚だしいです。脚本はダンブルドアの秘密が核心というわけでもなく、肝心な秘密の内容も前作最後の衝撃に比べると薄いです。グリテルバルドとダンブルドアの戦いを描くはずが両者のキャラクターの作り込みが浅く、本作単体で彼らの思想や哲学、葛藤などはほとんど伝わってきません。政治的な描写は前回のアメリカ大統領選挙の不正投票に関する裁判を彷彿とさせる内容でしたが、そのことに対するメッセージ性やストーリーの中での意外性はあまりにありませんでした。魔法関連のCGは素晴らしいものの、後半の戦いの舞台はライティング?の問題でCGであることを終始意識してしまいました。
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