かぴばる

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のかぴばるのレビュー・感想・評価

4.5
 いいたいことは色々あるものの面白いことには違いのない作品。

 全5部作のうち3作目ということで、新参者には厳しく、ストーリー的にも中だるみが懸念される難しいところ。しかし、最初から最後までしっかりと盛り上がる、映像的にも『ハリー・ポッター』シリーズからしっかりと進化した逸品となっていた。

 グリンデルバルドさん、選挙に出馬という一世一代の賭けに出た割にはキリン頼みでちょっと作戦が不安定じゃないかとか、前作から言われていたことだが、主人公のニュートが魔法戦争に首を突っ込む動機が薄くないかとか、ジェイコブの記憶のなくなり方の都合が良すぎないかとか、つっこみどころはあるものの、とにかく俳優陣の顔が良い。正直それで全部許されてしまう。

 グダグダ書いたけれども、グリンデルバルド役マッツ・ミケルセンを観る映画です。前作で観客をどよめかせたダンブルドア役ジュード・ロウを食ってしまう魔性っぷりです。ああん尊い。