コンビニ袋

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のコンビニ袋のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

配役について変更があったことを理解していれば物語はすんなりと入ってくるでしょう。

キャストの違いで私の中での『グリンデルバルド』への解釈がかなり変わりました。ファンタビ1.2でグリンデルバルドは、かなり好戦的でカリスマ性のある人物という印象でした(ダンブルドアの方が今も思い続けているのかなという印象)
しかし、3でグリンデルバルドはダンブルドアとの過去を大切にしていて、昔の夢を叶えることでダンブルドアへの思いを証明したいのかな…。一方でダンブルドアは戦わなければいけないと思っていて、意見が噛み合わないことでグリンデルバルドは裏切られたような、孤独を恐れているように感じました。

今回はダンブルドア家についての物語だったため、今作で明らかになったアウレリウスやアバーフォースについてもう少し深掘りしても良かったのでは…?と思いました。
舞台が壮大過ぎるが故に、ちょっと綺麗に終わらせることに意識しすぎたのかな…と。内容に深みが欲しかったです。

分かっていてもクスッとしてしまうシーンも多々ありました!
ジェイコブのお酒を飲んだ後の笑い声大好きです。二フラー(テディ)とボウトラックル(ピケット)の助け合い?シーンは劇場でも皆クスクスしていました。マンティコアダンスもスキャマンダー兄弟の可愛さが垣間見えて良かったです。テセウスは魔法動物においてニュートに信頼を置いているのだなと感じられました。

正直今作でまた誰か死ぬと思ってたので、全員無事で作戦成功したのが意外でした。アウレリウスは死んだ扱いなのか無事帰れたのかよく分からないので、次作で出てこなければ亡くなっているのでしょう。
(ニュートの魔法動物に対しての)慈愛、(ジェイコブとクイニーの人種を超えた)真実の愛、(アバーフォースとアウレリウスの)親子愛、(スキャマンダー家、ダンブルドア家、レストレンジ家、ゴールドスタイン家の)兄弟・姉妹愛、(ダンブルドアとグリンデルバルドの)かつての変わらぬ愛…最後はどういう愛と捉えていいか難しいですが、伝えたかったのは『愛』の繋がりなのかなと思いました。