ゴン吉

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のゴン吉のレビュー・感想・評価

3.9
魔法動物学者のニュート・スキャマンダーの活躍を描いた「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第三弾。   
エディ・レッドメインが主演、ジュード・ロウ、エズラ・ミラー、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、マッツ・ミケルセンらが共演。  

魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は魔法動物の麒麟を見つけて捕獲しようとするが、丁度その時、麒麟が出産する。その直後に魔法使いたちが突然現れ、親の麒麟を殺して生まれたばかりの子供の麒麟を連れ去っていく。ニュートは、もう一匹子供が生まれていたことに気付いて保護する。そのころ魔法界では、指導者の任期満了に伴い、次期指導者を決める選挙が行われようとしていた。闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)は、指導者を導くと言われる麒麟を利用して、指導者になろうと目論むが....  

シリーならではの様々な魔法動物が登場し、ワクワクさせられる。しかし初登場の麒麟をはじめ魔法動物たちはモブキャラ扱いで残念。
また、タイトルからダンブルドアの意外な秘密が明かされるのかと期待したが、ダンブルドアも脇役扱いでほとんど活躍しない。タイトルが作品内容を適切に表していないような気がする。
本シリーズでは沢山の登場人物が登場するが、ダンブルドアはもとより他の登場人物も存在感が薄いキャラが多く、もう少し登場人物を減らして内容を整理した方がわかりやすくて楽しめるのではと思う。
主役のニュートですらヒューマンドラはほとんど描かれておらず、存在感がない。
世界観が楽しめる一方で、個々の登場人物や魔法動物の扱いが浅く、ストーリーや登場人物を取捨選択してメリハリをつけて欲しかった。  

2024.2 日テレで鑑賞(金曜ロード・吹替:岸田恵子 訳)
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