このレビューはネタバレを含みます
チョン・ウヒだ！
と思って観たら、なかなかのストーリーだった。
でも良い作品です。
「マリオネット」を観たからおすすめに出てきてしまったのだろうけど、立て続けに観るにはヘビーかも。
これももともとは同じ実話をベースにしているようだ。
でもこちらは被害者の心情に寄り添ったつくりになっている。とても静かに少女の心の動きを丁寧に追いかけて行く。
映像も良いし、音響もいい。聞こえてくるアカペラ部の歌や泳いでいる時の水の音など…
そしてゴンジュの歌もいい。
孤独な少女がいい感じになって、キラキラした笑顔を見せるようになったところで、
全てがぶち壊され、今まで語られなかった事実を見せられる。
事件自体も本当に生々しく辛いのに、その後の仕打ちがひどすぎる。本当にひどすぎる。
どうして被害者の方が悪者みたいにされてしまうんだ？
救いがなさすぎる。
結末も２通りの解釈があるらしい。
どっちかいいのかもわからない。
問題提起として描くべき作品だと思った。
