このレビューはネタバレを含みます
なんとも救いのない映画というか、主人公は何も悪くないのに。
それでも強く行きていくしかないんだ!って一体誰が言えるだろうか。
誰が彼女の気持ちをわかってあげられたというのか。
誰もわかることはできない。
希望が少しだけ見えても、過去のことが傷となってずっとつきまとう。
でもなんだ、この心を抉り取られるような感覚は。
ラストの解釈。
川で彼女が泳げないみたいに、彼女を取り巻く世界でも同じことが起きている。
本当はこんな広大な川(社会)を自由に泳ぎたかったんだ。
ということなのではないかと思う。