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図書館戦争 THE LAST MISSIONのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)
5.0
「昭和」から「正化」へと歴史を進めた近未来の日本。いまや国家による思想検閲や、メディア規制が横行する社会となっていた。
そんな中、検閲に対抗し「本を読む自由」を守っている“図書隊"に所属する笠原郁(榮倉奈々)は、検閲で取り上げられそうになった大事な本を取り返してくれた憧れの図書隊員を追って関東図書基地に入隊、図書特殊部隊所属となった。
鬼教官である堂上篤(岡田准一)の罵倒とシゴキに耐え、上官の小牧幹久(田中圭)、同期の手塚光(福士蒼汰)や柴崎麻子(栗山千明)らと共に厳しい訓練と図書館業務の日々を過ごしていた。
そんなある日、堂上らタスクフォースにある指令が下る。
それはこの世に1冊しか現存しない“自由の象徴"「図書館法規要覧」の一般展示が行われる“芸術の祭典"会場の警備。
一見簡単な任務に思えたが、実は、図書隊を解散させる事で、歪んだ世界を正しくしようと考えている、手塚の兄・慧(松坂桃李)が図書隊壊滅を目論み仕組んだ罠だった。
手塚慧の狙い通り、「良化隊」による急襲を受け、成す術もなく1人、また1人と凶弾に倒れていくタスクフォース達。
堂上たちは無事に本を、仲間たちを守り切れるのか?!
図書館戦争完結編は、図書隊の命と言える図書館法規要覧の警備と図書隊解体を企む未來企画との対決。骨肉の争いをしている手塚兄弟の骨肉の葛藤、図書隊と未來企画の謀略戦(図書隊に潜入した未來企画のスパイが図書隊を批判する本を焼き笠原を共犯の濡れ衣を着せた)、堂上と笠原の戦いの中で急接近する恋の行方(焚書の濡れ衣を着せられた笠原を救うべく奮闘する堂上と笠原が堂上にお礼に送るカミツレのアロマオイルなど)、さらにパワーアップした戦闘シーン、表現の自由の尊さをより痛感されられる傑作社会派エンタメ映画でした。
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