このチームによる前作の「あの花~」は見ていないのだけど、青春という部分に特化した作りになっている。
ある事件で声を失った成瀬順。
成長して高校の地域との交流会で、選ばれた4人の中で作るミュージカル。
その過程で順はコミュニティをすることに。
中盤ぐらいまでは各キャラの紹介や、ミュージカルでの制作過程は楽しめる。
特に順のコミュ障を携帯でというやり方は高校生だし、今の時代ならではだと思う。
しかしこのコミュ障を解決するくだりが、そんなことで直るのかと納得しづらい。
これだと拓実がまるで悪者に見えてしょうがない。
むしろ順が心を開かなかったから、コミュ障になったという逆転のようにも感じる。
個人的には微妙だったが、映像のクオリティや演出自体は悪くない。
展開にだけ納得できない感想です。