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心が叫びたがってるんだ。のサのネタバレレビュー・内容・結末

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「傷ついてもいいから、本当のことが知りたい」
「1回言ったことは、どんなに後悔してもなくならない」
「伝えるということをしないようになってた」
「せい、じゃなくて、おかげ」

↑心に残った言葉たち。

最後に2曲を重ねながら歌うシーンがいちばん感動。

親とか、友達関係とか、恋愛関係とか
10代は歳の割に抱えなきゃいけないことがあまりに多い気がする(人にもよるだろうけど)。それを1つひとつ閉じ込めて、限界がきたら爆発させて、それを繰り返して生きてるような感じがすごく表現されていた。心の細やかさと、大胆さと、素直さと歪みとを全て良い感じに織り交ぜていた。

実写版はまだ見ていないけど、アニメならではの順ちゃんの声色が良かった。結構高い声で必死さがすごく伝わる。

順ちゃんの親に関しては、ただただひどいなと。お父さんはクズだし、お母さんは...良い人だったのに変わってしまって可哀想だったけど、かといって子供にあたるべきではないよなと思った。まあ保険会社って絶対激務だし女手一つで育てるのは容易じゃないけど、子供のときに聞く親の冷たい言葉ってずっとずっと残り続けると思うし。

順ちゃんとタクミくんが結ばれると思ってたから意外だったけど、タクミと仁藤ちゃんの後悔の感情は共感でしかなかったので2人が良い結末を迎えられて良かった。

早く実写版見よう...
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