心が叫びたがってるんだ。のけーはちのネタバレレビュー・内容・結末

「喋らないヒロインという売り出しだが、怒りのデスロードのマックスより余程長々と喋っているじゃないか!!」とある人の言った感想が一番心に残るが、それはさておいて。
ばらばらの状態から団結しクラスの出し物を出すという青春モノ王道としては可もなく不可もなし。

ミュージカル本番前のクライマックスに向けた盛り上がりのトラブルについては、劇中の生徒によって「痴情のもつれ？」とかいう身も蓋も無い要約がされていて面白かったが、これが岡田麿里らしさだろう。

父親が知らない女とラブホ(山の上のお城)に入るシーンを見たヒロインがそれと知らず母親に告げたことが離婚の引き金となり、その結果、言葉を喋ると下腹部が痛むという呪いを受けたという設定にも、岡田麿里らしい下世話さを感じる。

それにしても、父親、白昼堂々、子供の行動圏内で浮気相手とラブホに入るのはちょっとね……。ラブホが近場にあそこしか無かったんだろうけど。