いい映画が埋もれてましたね。
微力ながら広めたいな〜なんて思ってみたりして。早期のアンリーや是枝監督を感じさせる作品でした。これが処女作だなんて、才能は怖いものですね。なぜ是枝監督やアンリー監督に似てると思ったかというと、バランスを取るのが上手いんですよね。張り詰めたシーンかと思えばすぐにそれが過ぎ去りまた日常に戻る。本当にありふれた家族の話かもしれないが、ありふれたものほど表現するのが難しい。私たちの日常だから、誇張しすぎたり、平淡すぎたりすると違和感を与えてしまうと思う。そこの力量が良い。
そして、子供の視点やメイドの視点というのは、ありふれた日常に新しいものを加えますね。特にメイドの視点というのは、主観的で客観的に家族を映す。ROMAでもそういう感じでしたね。
まぁ、私には結構響いた映画だったので、少し推してみました。
