初のアレハンドロ・ホドロフスキー。
ジョン・レノン、ミック・ジャガー、アンディ・ウォーホルなどを熱狂させたカルト映画。
さすらいのガンマン、エルトポが最強の男になるため達人たちと勝負をするが、次第に自分を見失っていく。
あまりにも芸術的な映像ばかりで難解映画かと思いきや、バトル漫画のような展開で前半は非常に面白かった。
しかし、途中で暴力で勝ったところで無意味ということに気づいてしまい絶句するエルトポ。愛するものにも裏切られフリークスの住む洞窟で何十年も崇拝される。エルトポは目覚め、洞窟の者たちを救おうと街で商売をして稼ぎ出す。
何年経とうが人は欲望と支配に溺れているのを描く。
この映画はかなりキリスト教の引用があります。
最後にはまた暴力に走ってしまう。当時の世界情勢も反映されていると感じました。
一度観たら忘れられない映像と摩訶不思議なストーリーにハマりました。
ホドロフスキー好きかも。
「ホーリーマウンテン」も楽しみです。