よしだ

エル・トポのよしだのレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
5.0
はじめて見たホドロフスキー映画。

キリスト教的世界観から東洋神秘主義的世界観を持つように転向して……というストーリーの流れはほぼホドロフスキー映画ではお馴染み。これはホドロフスキーが自分のために映画作ってるからこそなんだろうなあと思う。

動物は死ぬし息子は全裸だしとにかくメタファーに満ちててそのすべてを理解するのは非常に困難。でも、ホドロフスキーという人間の葛藤と癒しを感じられるだけでなんか凄くいいもん見たわって気分になれる。

自分は、どう足掻いても真の救済にはたどり着けないけど、それでもまた再び救済のために足掻き続ける。みたいな感じで理解したけどどうなんだろうなあ。
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