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エル・トポのBRSのレビュー・感想・評価

エル・トポ(1970年製作の映画)
4.0
この作品はホドロフスキー自身の人生を綴ったもので、息子を置いてどっか行っちゃう場面や、旅の中で4人の敵(ここでいう師匠)に出会い、宗教や思想などを学んだという経緯も作品に反映されているようです。
また要所で出てくる難解な表現、土竜、ハチミツ、崩れる塔、燃えるウサギ、突然始まるレイプなどにも意味があって、正直意味分かんないよって感じなんですけど、直感頼りに作られてる訳でもないことに映画そのものの奥深さを感じます。
序盤の割とかっこいいマカロニウエスタンから始まり、聖書のチャプターを真似てストーリーが一転する構成は興味深い。思想だのどうだの考えなくても造形美術面でもストーリー面でも楽しい作品だと思いました。
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