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ピエロがお前を嘲笑うのtoaのネタバレレビュー・内容・結末

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

おおー。結局誰がピエロなんだろうと思いながら観ていた、そうきたか。
ハリウッドみたいな派手さはないけれど、原点回帰で展開の面白さがよかった。生身の人間がサイバー犯になっていく様がありありと描かれている。大義があっての犯罪でもないから、展開は面白くてニヤッとするが、オチの爽快感はさほど。

小さい頃に特技を伸ばしましょうとよく言われるが、その特技が社会的にポジティブに受け入れられやすくて、発見されやすくて、身を立てる材料になる確率って実はそんなに高くないよね。有能者の孤独が生まれるのは、その溝に落ちた結果論なのかな。第二の人生で、彼が社会と折り合える形での居場所を手にできるといいな。
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