面白かった。
最近だったらレディプレイヤー1なんかで思ったんですけれど、映画における童貞臭の強い主人公の女性へのアプローチに納得行かないところが多々ありまして。
お前はいきなりその距離感には持ってけないはずだ！ という。
今作はそのあたりがすげえ良い塩梅で。そうだよな、お前はそんなに上手くは話せねえよな！ っていう。
そこが上手くいかないからこそ磨かれたハッキングスキルだと思うので、童貞臭の部分を上手く描いていたのがとても良かったです。
お話はどんでん返しがある作りで、やっぱり取締り室から始まる話はそういうところに落ち着くわな、という感じで。
もうちょっと裏切って欲しかったかなぁという気持ちになりました。
裏切りといえば、あれだけ童貞臭が素晴らしかった主人公が最後、カメラに向かってウインクするんですけれど、レディプレイヤー1の椅子クルリンを思い出しまして。
お前も裏切るのか！ っていう不快さがありました。そういうことするんですねっていう。
その部分はスコアには全く反映してませんけれども。
